1. 取り組みの経緯と概要
平成14年に農作業を主体とした小規模作業所「自立支援共同作業所みどり菜園」を開所し、地域活動支援センターⅢ型事業を経て、現在は就労継続支援B型事業として運営しています。
ビニールハウス8棟と畑でサラダ水菜や小松菜などの葉物野菜や、夏は枝豆・トマトなど、秋から春先までは菌床生椎茸の栽培をしています。また令和4年度からはイチゴの生産も始めました。
生産した農産物は、エブリィ緑井店さん内の地縁マルシェや広島中央卸売市場へ出荷しています。
仕事以外では、当番制でご飯を炊く、配膳をする事、掃除や片付けをする、といった作業を通して自分でできることを増やしていき、少しずつ自立していけるように支援しています。また、みどり菜園では地域の人たちの理解を得ながら関わっていけるように、農作業が少ない時などに地域の清掃作業なども行っています。
2. 取り組みに対する評価
令和5年2月にエブリイ緑井店さんに地縁マルシェで生産者から選出されるMVP賞に選んでいただきました。
表彰状をいただき、MVPシールを商品に貼ることができ、みんなで丁寧に収穫・出荷作業をしていることが評価につながったのだと思います。
また農産物が市場で対等に評価されることが自立への自身につながり、高値で取引きされれば喜びにつながっています。